社員を知る

  • TOP
  • 社員を知る
  • 多様なプロ人材を事業成長の1つの足がかりに。リファラル採用でめざすフラットで俊敏な組織

多様なプロ人材を事業成長の1つの足がかりに。
リファラル採用でめざすフラットで俊敏な組織

パナソニック コネクトではリファラル採用(社員紹介)を制度化し積極推進しています。デザイン&マーケティング本部でシニアビジネスアナリストを務めるラヴィクマール・パドマジャもリファラル採用でキャリア入社したうちのひとり。彼女を招き入れた仲田 百合と共に入社経緯を辿りながらリファラル採用の魅力を語ります。

Profile

ラヴィクマール パドマジャ

シニア・ビジネスアナリストであり、ステークホルダーのビジネス成果に焦点を当て、あらゆる国境を越えたダイナミックなチームで働けることを強みとしている。マーケティング分析、戦略的イニシアティブの実行、プロジェクト管理、販売業務、マスターデータ管理など、20年にわたる専門知識を持つ。

Profile

仲田 百合

グローバルテック企業(IBM、Cisco Systems等)などでB2B Marketingに従事。マーケティングオペレーション、CMOオフィス業務の経験豊富。ほか、ビジネストランスフォーメーション、ポストM&A統合PJ、セールスプロダクティビティ、プロセス再構築などのプロジェクトを多数リード。

テック業界の最前線に立ち続けてきたふたりの出会いと再会

現在、デザイン&マーケティング本部 プランニング&オペレーションズ統括部のダイレクターを務める仲田。2019年3月にパナソニック コネクトへキャリア入社するまではグローバルテック企業を中心に、主にBtoBマーケティングの分野でキャリアを歩んできたと言います。

仲田

複数の会社で新規事業開発や業務改革などに携わった後、外資のオンラインバンクに移り、そこで戦略企画や事業開発などを経験してきました。通信機器を手がけるアメリカの大手企業に転職してからは、国内大手企業向けマーケティングやアジア太平洋地域のマーケティングオペレーション統括などB2Bマーケティングのさまざまな業務を担当してきました。

一方、デザイン&マーケティング本部でシニアビジネスアナリストを務めるパドマジャは、これまで業務分析のエキスパートとして約20年にわたって専門知識を磨いてきました。

パドマジャ

数社でビジネスアナリストやWeb開発、ローカライゼーションなどに従事した後、仲田さんと出会うことになる会社に転職。そこに約18年在籍し、ビジネスアナリストとしてデジタルマーケティングのメトリクス解析や、さまざまなツールやプラットフォームから得られるデータを特定の分析ツールやダッシュボードに統合するような業務を担当してきました 。プロジェクトマネジメント、ITオペレーションとセールスオペレーション統括など業務を担当してきました。

そんなふたりが出会ったのは2006年ごろ。パドマジャが勤める会社のマーケティングチームの一員として仲田が社外からプロジェクトに参加したときのことだと振り返ります。

仲田

その会社に転職する4年ほど前、リードマネジメントプロセスを構築するプロジェクトに外部のコンサルタントとして参加したことがありました。そこでビジネスアナリストとしてデータ分析をしていたのがパドマジャさん。データマネジメントのためのツール導入にも関わっていたため、彼女ともやりとりする機会がありました。日本語が堪能で、いつも朗らかというのが第一印象。チームメンバーとフレンドリーに接している姿がとても印象的でした。

パドマジャ

いつも明るく笑顔で周囲に元気を与えていたのは仲田さんの方で、何事にも前向きに取り組む方という印象でした。

その後、仲田はアメリカの大手ITベンダーを経て、2019年にパナソニック コネクト株式会社へ。かねてより採用が切望されていたビジネスアナリストを雇用する準備が整い、真っ先に頭に浮かんだのがパドマジャだったと話します。

仲田

マーケティングオペレーションに携わる中で、アナリストが必要なのはわかっていましたが、要員計画上の理由で実現できていませんでした。2023年に入っていよいよデータアナリストの採用可能枠ができたところで募集をかけ、それと同時に現在の私の上司とも面識があったパドマジャさんに声を掛けさせてもらいました。ジョブディスクリプションを作成している段階から、パドマジャさんが来てくれたらいいのに……と考えていました。

信頼と対話が導く最良なキャリアの道筋。双方の価値を最大化するような関係をめざして

当時、新たな挑戦の機会を探していたと言うパドマジャ。パナソニック コネクトからのオファーを受ける以前にキャリアの悩みを抱えており、仲田に相談を持ちかけたことがあったと話します。

パドマジャ

会社の経営戦略により深く貢献できるような仕事がしたいと考え、社内で機会をうかがっていましたが、なかなか進展がありませんでした。

そこで、転職経験が豊富な仲田さんに相談してこれから歩んでいきたいキャリアや悩んでいることを打ち明けたところ、有意義なアドバイスをしてくださいました。それからも良い関係が仲田さんと続いていました。

ビジネスアナリストの採用枠ができたのはそれからおよそ1年後のこと。仲田はすぐさまパドマジャに連絡し、カジュアル面談の場が設けられることになりました。

パドマジャ

マーケティングの企画やオペレーションの仕事に興味はありませんか、というお話でした。その後も対話を続ける中で、セールスオペレーションやプリセールスといった現場の仕事に興味があった私がまさに希望していたポジションだと確信し、そのまま選考を受けることを決めました。まったく新しい環境への挑戦でしたが、信頼する仲田さんからの紹介ということで不安を払拭できたことも大きかったと思います。

入社後のミスマッチの発生を抑えられるのが、リファラル採用の利点。事前に丁寧にカジュアル面談やメールでのコミュニケーションが行われました。

仲田

即戦力を期待していたので、働きぶりを知っている方に来ていただきたいと思っていました。まさにパドマジャさんは私たちが求めていた人材でした。しかし、求職者側と採用する私たち企業側の双方にとってメリットがなくては意味がありません。

一方的に勧誘するのではなく、パドマジャさんの仕事観やキャリアプランなどをきちんとお聞きし、こちらも仕事内容を伝えるだけでなく社風や組織の課題など包み隠さずお伝えしました。その上で、パドマジャさんが当社の選考を受けたいと意思表示していただけた上で面接を実施し、最終的な決断も全面的にパドマジャさんに委ねました。

パドマジャ

パナソニック コネクトについて調べている中で、グローバルパーパス「Change Work, Advance Society, Connect to Tomorrow」に共鳴するものを感じました。多国籍企業で長年働いてきた私にとって日系企業は新しい「現場」。学ぶ機会が多いと感じられたことも魅力でした。

また、パドマジャの入社後、リファラル採用のこんな利点も感じていると言う仲田。

仲田

彼女の魅力や能力を熟知しているので、彼女のことをチームメンバーや周囲に対して自信をもって紹介することができました。また、どうすれば彼女の魅力や強みが引き出されやすいかを考えることができるなど、上司としてサポートがしやすく、オンボーディングのスピードも速かったように感じています。

グローバルな経験がもたらす新しい風。ビジネスアナリストとして存在感を発揮

2023年4月にパナソニック コネクトへキャリア入社を果たしたパドマジャ。シニアビジネスアナリストとしてデザイン、マーケティングプランニング、オペレーション、データ分析の領域で貢献しています。

パドマジャ

さまざまな部署のメトリクスを分析し、ダッシュボード以外の方法やツールも活用しながら、マーケティングのアクティビティの可視化や、より効果的な伝え方をめざして取り組んでいます。また、業界標準のフレームワークや具体的なユースケースをチームに紹介し、それをもとに業務の最適化も進めているところです。

パドマジャのそんな働きぶりを温かく見守ってきた仲田。入社後の彼女の活躍をこう評価します。

仲田

パドマジャさんの強みは、グローバルで活躍されてきた経験があることです。パナソニック コネクトはグローバル企業とはいえ日本の会社。日本の組織のことを考えた動きが多い中、グローバル目線を武器に海外のリサーチ会社などからも積極的に情報収集して業界のベストプラクティスを社内に持ち込んでくれています。

最初のきっかけづくりさえサポートすれば、そこからどんどんと自分で人や情報の網を広げていくのも彼女の魅力のひとつ。相手を思いやるそのコミュニケーションスタイルと相まってチームメンバーとの信頼関係が築かれ、複数のプロジェクトに参加してもらっています。

一方、パナソニック コネクトに入社して思い描いていた通りの仕事ができていると話すパドマジャ。同社の魅力について次のように語ります。

パドマジャ

以前の職場では業務プロセスが標準化されていて、仕事が進めやすい一方で学びが少ないと感じていました。パナソニック コネクトではデザイン部門とマーケティング部門が統合されるなど組織体制が大きく変わろうとする中、新しい構想が次々に生まれていて、学びの機会がとても多いと感じています。

また、上司と1on1を毎週実施しており、仕事の優先順位が付けやすく、困り事があってもすぐに相談できて助かっています。パナソニックグループの人材育成の根底には、「物をつくる前に人をつくる」という考え方があります。ピープルファーストの思想が社内に浸透していて、社員と組織が共に成長していく未来を確信しています。

第二、第三のメンバーを招き入れ、多様性と専門性とを掛け合わせた組織に

まずはデザイン&マーケティング本部の戦略を実現することがいまの目標だと話すパドマジャ。チームの一員としてこんな未来を描いています。

パドマジャ

最新の業界トレンドを導入し実装していくことで、パナソニック コネクトが真のグローバル企業になるための力になれたらと考えています。BtoBソリューションを提供するテック企業としての認知が広まるよう、これからも全力を尽くしていくつもりです。

そんなパドマジャへの仲田の期待は膨らむばかり。この秋にもパドマジャの活躍の幅がさらに広がる予定だと言います。

仲田

現在は本社機能のプロジェクトに参加してもらっていますが、間もなくグローバルのマーケティングチームの一員としても活躍いただくことを計画中です。ユニークなバックグラウンドを活かして有用な情報収集するスタイルをチーム内にもどんどん広げていってほしいと思っています。

仲田がいまめざすのは、多様な専門性を持つプロフェッショナル人材がそれぞれの立場から建設的に意見が交わせるチームづくり。今後もリファラル採用に力を入れていきたいと意気込みます。

仲田

社内で経験を積んでこられた方、社外で経験を積んでこられた方、さまざまなバックグラウンドを持つ人たちの貴重な経験を寄せ集め、専門家同士が互いの持ち味を発揮できるような組織にしていけたらと思っています。それを実現する上で、リファラル採用は有効な手段のひとつ。必要なロールを明確に定義し、広く働きかけていきたいですね。

ただ、あまり親しすぎない人のほうが社員紹介採用には向いていると個人的には考えています。プライベートでも付き合いのある友人などの場合、客観的な評価ができなくなる恐れがあるからです。

また、スキルもパーソナリティも何もかも保証できるような人材である必要はなく、「共に働いた数年間、こんな業務でこんな活躍をされていた」と言えれば十分。それくらい距離がある人のほうが、客観的で冷静な周囲のリアルな評価として判断できると考えています。

そう話す仲田がいま求めるのは、パナソニック コネクトのカルチャーに合ったコミュニケーションができる人。次のように続けます。

仲田

ひと言で言うなら、パドマジャさんのようにアサーティブであってアグレッシブでない方。互いを尊重し合い、伝えるべきことをうまく伝えられる技術のある方に来ていただきたいと思っています。また、多くの人とつながって影響力を発揮し、周囲を巻き込んでいける方にジョインしていただけたらうれしいです。

現在、当社ではより事業成長していくためにわれわれのようなスタッフ部門だけでなくSEや設計開発、研究開発など多くの仲間を必要としています。リファラル採用が現在よりももっと浸透していって、事業成長のための仲間探しを人事だけに頼るのではなく社員一人ひとりが会社の魅力を語り、仲間を集うということができる会社になっていけたら理想的ですよね。

まずは、パナソニック コネクトのメンバーには仲間になってほしいなと思う方がいれば気軽に話をしてみるというところからはじめていってもらえるともっとリファラル採用が浸透していくように思います。

※ 所属・内容等は取材当時のものです

記事で知るTOPへ