RECRUIT INTERVIEW
生産工程の改革
へつなぐ
職種生産技術
野口 裕哉
2016年 高専卒入社
あらゆる技術の知識を駆使して、モノづくりに携われる
溶接機や溶接ロボットを起点とした熱加工システム事業において、その製造工程の生産性を向上させるため、製造現場の効率化や低コスト化を目指して、設備の開発や導入に取り組んでいます。主に担当しているのは直接対象物に照射できる半導体レーザー・DDL(ダイレクトダイオードレーザー)。世界的にも類を見ない光学技術を用いた新製品で、技術や製品への理解を深めたうえで生産設備を設計するため入社2年目にはDDL開発元のアメリカのマサチューセッツ州にあるTeraDiode社への長期海外出張も経験しました。2021年度からは、さらに銅に対する吸収率がより高く、高輝度・高ビーム品質のレーザー光を生成する青色DDLの開発において、製品の試作段階から入り込み、生産工程早期立ち上げを目指し奮闘しています。
仕事を進める上で大切にしていることは、ものづくりに携わる製品技術や品質、生産工程などの現場の声を聞くことです。「こういった生産設備をつくりたい」とそれぞれの現場の方々に相談して「それならこうした方がいいね」と意見をいただきながら進めていきます。生産設備の企画段階から日々の運用まで一貫して担当し、自分の技術やアイディアを生かした結果を目の前で見られるのは生産技術という職種だからこそ経験できることで、とてもやりがいを感じます。また、機械や電気、ソフト、光学などの幅広い技術を駆使してモノづくりに携われることもこの仕事の魅力の1つです。
製造現場のQCD向上を通して、より良いものをお客様へお届けする
自分なりの仕事のこだわりは、おもしろいなと思える要素を設計にひとつ入れるということ。触って心地よいギミックや少しこだわったソフトUI、現場の方が「使いやすくなったな」と思ってもらえるような仕掛けです。「ただの生産設備」から「愛着を持って長く使っていただける設備」となるひとつの決め手と思っています。自分が携わった生産設備を使っていただいた方から「さすがやな」と言われると、励みになります。
私の仕事は、一言でいうと現場の改善を通じたより良い現場の実現です。自らが設計・製作した生産設備や治具を、目の前で現場の方に使っていただき、「これええなぁ!」「助かったわ!」と言ってもらえた時の感激はひとしおです。生産技術だからこそ、掛けてもらえる言葉かなと思いますし、製造現場のQCD向上、さらに工場全体の改善を通じて、より良いものを安く早くお客様へ届けること、この両方に貢献できているということがとても嬉しいです。
Profile
職種生産技術
名前野口 裕哉(2016年 高専卒入社)
想い
パナソニック コネクトでは男性育休の取得が全社をあげて推奨されていて、皆さん1カ月程度取得されているようです。今年は私の妻も出産予定なので、育児休暇はもちろんのこと、在宅勤務を活用しながら育児にも参加していきたいと思っています。会社の仕組みとして男性社員の育休を応援してくれるのは非常にありがたいです。環境面を整えてくれている会社にお返しするためにも、まずは技術力を磨き一流の技術者になりたいです。同時に、今まで学んだことを後輩へ引き継ぎ、より良い組織を作っていきたいと思っています。
キャリア
現在は、プロセスオートメーション事業部 熱加工システム事業担当 豊中工場 生産技術課に所属しています。2017年にTeraDiode社へ海外出張した際、現地のスピード感溢れる仕事のスタイルに驚きました。その経験を活かし、構想段階から様々な立場の人からの意見を取り入れながら進めていくようにしたところ、スピード感だけでなくアウトプットの質が向上しました。また、現在は現地で学んだ技術をベースにした生産設備の立ち上げを中心に、高出力レーザーの調整作業の自動化や組立作業の自動化、老朽化設備の刷新などを進めています。
特に私一人では乗り越えられない困難な業務にあたっては、設計開発の方や各方面のスペシャリストから多くのサポートと学びを得ながら邁進しています。
※所属・内容はインタビュー当時のものです。
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